土を敷く、地べたに横たわる…
そんな〝土間〟という名に見合う、
土を焼いただけの素朴な質感の銀古美敷き瓦。
一枚一枚表情が違うことこそ地球由来素材である瓦の本来的魅力。
悠久の時を越え風雪に耐えたかのごとき、
生命力ある古美た色彩を再現。
銀古美という瓦が描くのは、
新しくあって懐かしい景色。
〝銀古美〟は特殊な焼成法によるため、
削ってもキズが消えたように目立たず、
摩耗に強い堅牢な瓦…やがて大地に還るまで、
その前段階として永年「地べた」として
足元で人の暮らしを受け止め支える
〝地べた〟の瓦は踏まれ、磨かれ、日に焼かれ、
土から生まれた素材らしく
時とともに成熟する瓦…
「古美る」とはまさしく。
Spec
size(㎜)
尺角 | 295×295×20(±3mm) |
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質量:3.2kg/枚 |
半 | 295×147×20(±3mm) |
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質量:1.6kg/枚 |
四半 | 147×147×20(±3mm) |
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質量:0.8kg/枚 |
特注手作り 400角 size(mm) 397 x 397 x 20(±3)
Variation
square × half × quarter の組合せデザインがパラダイムからの解放を実現し、洋の東西を問わない柔軟性をもって、空間をレトロにもモダンにも演出します。
薄墨、銀鼠、灰青…土と炎が創りだす奇跡の古彩色は、空間に新たな息吹をもたらします。
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photo © 臼井淳一
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【 銀古美甃の取扱い注意事項 】
銀古美甃は、焼きものらしく一枚一枚微妙に色味が異なることが特徴であり、また製造過程において丁寧な磨き仕上げなど施しておらず、土ものとしての素材感を大事にしています。
素材の特性として瓦タイルは石や磁気タイルと違い、特に目地仕上げなど施工に際し汚れの付着等に対する養生にお気をつけください。
施工後にウエス等で表面にオリーブ油等を塗布し、艶黒い表情をつくることで汚れの浸透を軽減し、将来的なメンテナンス性を向上させることも推奨します。
またその他、様々なタイルや左官仕上げに実績のある優れたコーティング剤等ございますので、甃の用途に応じて都度ご相談ください。
GEOMETRIC DESIGN 自然が魅せる形の美
自然はつねに合理的で、無理無駄のないあるべき姿へ極まろうとする。
山の姿、水の流れ、樹枝の形・・・。
大自然と向き合うと、改めてその原点的で本質的な美に気付かせてくれる。
そんな自然と同じく、長く続く建築には、デザインにおいても素材においても、
きっとこの「用の美」を根拠とした「普遍の美」が必然的に具わっているような気がします。
日本の風景に多く見られる大小様々な三角の山々が連なる美。
不揃いなれど、秩序を感じさせるこのシルエットの連続美を、
家づくりからはじまる景観づくりにおいて、日本民族は古来より無意識のうちに反映させていたのかもしれません。
和瓦の曲線もそう、山に落ちた雨を谷へと流す。
そんな、なるべくしてなった自然の摂理に適った普遍的なデザインとして400年続く。
このように、自然界に存在する水平や曲線、円や三角形という形状が、
建築も含め、あらゆるモノコトにおいて「形の美しさ」の基本にあり続けている。
あるべき素材とあるべき姿への回帰・・・それが新しい未来を創る無理無駄のない当たり前の方法論である。
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Patterns Circle 円坐
パワーバランスの均等状態を象徴する球体は、惑星しかりすべての物質にとって究極理想のカタチ。
同じく形状としての円は、自然科学の世界でも合理的安定と、あるべき姿としての達観を連想させる優れたデザインであり、人にとってもどこか精神的な安らぎをもたらせる。
このデザインの普遍性が、いかなるレイアウトパターンもすべて正解へと導き、空間に哲学を表現する。 -
Patterns Triangle 三角坐
平面をリズミカルにデザインし、直線交差が連続する緊張感のなかにも、素材の持つ豊かな質感が活きた有機的エッセンスがにじみ出る。
また球体の曲面を幾何学デザインで覆うことで、空間にたちまち文明的でアーティスティックなイマジネーションを喚起させる。 -
Patterns Square 甃
square×half×quarter の組合せデザインがパラダイムからの解放を実現し、洋の東西を問わない柔軟性をもって、空間をレトロにもモダンにも演出します。
土と炎が創りだす奇跡の銀色は、近未来建築にまた新たな息吹をもたらします。